【内容詳細】韓国、大統領弾劾訴追案・戒厳令後に野党6党が提出した内容とは

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尹錫悦
ユンソンニョル
 大統領弾劾案は[1]要求[2]被訴追者[3]弾劾訴追の理由順で構成されています。このうち[3]弾劾訴追の理由は<1.事件の経緯 2.職務執行行為 3.憲法または法律違反の行為 4.憲法および法律違反の重大性 5.結論>順に記述されました。

公開された訴追案原案は韓国調査報道センター様より

以下は弾劾訴追案27ページ引用

ユン・ソクヨル大統領「弾劾訴追案」1-2ページ

大統領弾劾訴追案

弾劾訴追の理由の各項目<1.事件の経緯 2.職務執行行為 3.憲法または法律違反の行為 4.憲法および法律違反の重大性 5.結論>を以下に要約します。

1.事件の経緯

ここでは省略しますが、以下の記事にてまとめています。

2. 職務執行行為

ユン・ソクヨル大統領が非常戒厳令を発令した行為は、憲法が認めた大統領の権限の範囲内で行われたように外観上見えるが、その実態は憲法秩序を破壊するものであり、職務執行としての正当性に欠けている。


3. 憲法又は法律違反の行為

[1] 違憲・無効な非常戒厳令

  • 戒厳令発令の違法性
    非常戒厳令発令の要件(国家緊急事態、国務会議の審議、国会への通告など)を一切満たしておらず、憲法および戒厳法に違反した。大韓民国は平穏な状態にあり、緊急事態の兆候さえ存在しなかった。
  • 手続きの無視
    国会への通告や国務会議の審議などの必要手続きを無視し、部下の国防部長官の一方的な提案を基に発令された。

[2] 国民主権主義および憲法守護責務の違反

  • 非常戒厳令を利用して軍を政治的に利用し、国民主権主義に反し、憲法守護責務を放棄した行為。

[3] 基本権の侵害

  • 政党活動の制限
    政党および政治活動を全面禁止し、国民の自由を侵害。
  • 表現・居住・職業の自由の制限
    集会・結社の自由、言論・出版の自由、居住・移転の自由を違法に制限し、国民の基本権を直接侵害。

[4] 国軍の政治的中立性および国会議員の権利侵害

  • 軍を動員し、国会を封鎖・麻痺させ、議員の表決権を侵害。これにより憲法第5条、第7条、第49条を違反。

[5] 大統領職の誠実な遂行義務違反

  • 配偶者や家族の疑惑を隠蔽するために違憲的手段を行使し、憲法と法律を遵守する誠実な職務遂行義務を放棄。

[6] 戒厳法違反

  • 戒厳発令要件や手続きの遵守を怠り、国会の戒厳解除議決を無視するなど、戒厳法に違反。

[7] 刑法上内乱未遂

  • 戒厳軍を動員し、国会機能を麻痺させ、国民および憲法秩序を脅かす暴動を起こし、内乱罪に該当。

4. 憲法及び法律違反の重大性

  • ユン・ソクヨル大統領の行為は憲法守護の観点から看過できない重大な違反であり、大統領としての資格を完全に喪失するものである。

5. 結論

  • ユン・ソクヨル大統領は大統領就任以降、国民の声に耳を傾けず、基本的人権を侵害し、憲政秩序を破壊する行為を繰り返した。今回の非常戒厳令発令は、その最たるものであり、内乱未遂に該当する行為である。
  • これにより、国会は国民主権と憲法秩序を守るため、大統領弾劾訴追案を発議する。

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